箱女−愉しく覗き、決して開けるべからず−
[3、親友と懺悔](3/12)

 有名私立大学に入学、卒業後は一部上場企業に入社した椎田は、俺とは全く別の世界に住んでいる。


「元気か?」


「まぁ、な」


そう言ったきり、椎田は黙り込んだ。


「どうしたんだ、こんな時間に。昼休みか?なんか、あったか?」


「刑事が、来た」


「莉奈のことでか?お前の元カノの友達だから、無理もないか」


「う、うん」


「なんだよ、どうしたんだよ」


本日の、「どうしたんだ」二回目。椎田はこんなヤツではない。俺が「どうしたんだ」と無理に引き出さなくても、自分の言いたいことは相手の気持ちお構いなしに話すタイプだ。





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