メガンテ
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「今さ、いろんなサイトの人気作家に声を掛けて、人を集めてる最中なんだ。オープニング企画として、大賞賞金トータル200万のイベントや、人気漫画家の二次創作大賞なんかもやるし。注目度が高いサイトになると思うよ」


「人気作家を集めてる?やっぱ上位の作者って、スカウトして来た人達なんですか?」


「そりゃそうでしょー。上位の作者は、サイトの顔だよ?運営サイドでコントロールするに決まってるじゃん。その辺をユーザーに委ねてさ、やたら文章が巧い奴に上位に来られて、サイトの敷居を上げられても困るからさ。新作アップしたり、作品を更新したりすると、トップの目立つとこにアップされる携帯小説サイトもあるけどね。そんなことすると、上位作品をコントロールできない。あぁいうの、素人の仕事だよね」


調子に乗った根本が、べらべらと話すのを私は我慢強く聞いていた。しかし、乾いた舌をアルコールで湿らす根本は、益々饒舌になる。


「でも、携帯小説の人気って下火なんじゃないですか?」


「あぁ、携帯サイトで急上昇してる会社がね、携帯小説を書く機能と登録者をそのまま新しいサイトに移行させるんだ。だから後は、サイトの顔になるような作家をスカウトしようと思って。実はメインは携帯小説を書くサイトではなく、有料で月1で配信される電子雑誌の中に、携帯小説コーナーがあるってイメージね。あくまでも、メインはプロが書いた小説や、エッセイだよ」


「電子雑誌?」


あ、と、根本が態とらしく、口を塞いだ。


「ごめん、これ以上はまだ」







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