メガンテ
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「美幸も、フレンドノベルに戻って来なよ!」


その言葉にフレンドノベルにアクセスしかけたが、思い留まる。私はモバスタの作品をもっと読んでみようと思った。


「成瀬を、うちの病院に引き取ったから」


 父が夜遅く帰ってくると、私にそう告げた。母は丁度お風呂に入っており、居なかった。


「成瀬は不起訴になった。他の精神病院に入ってたんだが、うちで預かることにしたんだ」


「そう、なの」


「あいつ、弟がいるんだな。毎日のように、見舞いに来るよ。なんか、あの弟の顔つきが……、怪しい感じだな」


「え?洋介君、どうしたの?」


「お父さんだって、この仕事を三十年やってる。人の表情や話した感じでだいたいのことは分かる。あの兄への執着は、ちょっと尋常じゃないなって思ってな。いや、まぁ、お前にはもう関係ないか」


私は父の言葉を、どんな顔で聞けば良いのか迷っていた。そもそも、父が成瀬の所在を私に告げる理由も良く分からなかった。


「変なこと言って、悪かった」


「私はもう、あの人達に関わりたくないの」








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