メガンテ
[9](5/6)

 シャーベットは派手な作品で注目を集めるタイプではなかったが、確固たる自分の世界を持っており、何よりその「賢者っぷり」に若い子達の尊敬を集めていた。


「シャーベットさんにメールした。これを機に、仲良くして欲しいなー。色々教えて欲しいよ」


「何で、賢者って呼ばれてれるの?」


「美幸、掲示板とか見てないの?掲示板で何か揉め事があると、思いやりのある書き込みでまーるく納めてくれるじゃん」


「そう、なの?」


 未央関係のスレットしか見てなかった。調べて見ると、多くの若い子達の上に君臨する女王だ。彼等はシャーベットの助言を有り難そうに、恭しく奉る。女王ではない、まるで教祖。


「うん、うん、その通りだよ」


 未央はメールに添付されていたURLから、シャーベットのホームページに飛び、ブログを読み始めた。そこには、最近のフレンドノベルの掲示板の荒れ方を嘆き、モノカキとして、言葉を綴る者としての心得が書かれていた。未央は、その言葉に大いに感銘を受けたようだった。


単純なヤツめ。








- 69 -
前n[*][#]次n

/323 n

⇒しおり挿入

⇒モバスペ脾ook


[←戻る]