メガンテ
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「へー、仲良くしてたんだ」


「違うよ!メール来たの初めて」


 未央が言う通り、「初めましてシャーベットと申します……」と、馬鹿丁寧なご挨拶が続いた後に、このメールを送った本当の目的だろう、所謂「お説教」が始まった。


 所々、“やぁなの”、とか、“v ”とか、(平伏)、漢字で表記するところを“モノカキ”とするなど、文章を柔らかく、きつい印象を与えないように工夫がされていた。が、ポイントとしては「書籍化までされるフレンドノベルの顔であるあんたが、ブログでこんなに悪態つくんなんて、おかしいんじゃないの?むかつくから、止めなさい」という命令に他ならなかった。


「何、この人お節介だねー。未央、気にしなても良いんじゃない?」


「違う、違うよ。私が間違ってたんだよ」


「は?」


未央は煙草の灰が落ちそうなのも気にせずに、緊張した面持ちで体を震わせていた。


「ちょっと未央、どうしたの?」


「そうだよ!私、フレンドノベルで初めての書籍化なんだよ、シャーベットさんが言うように、若い子達の夢なんだよ。それなのに、こんな、みんなの目が触れる所で悪態吐いて。恥ずかしいよ」と鼻を啜り上げる。


「若い子の夢」という言葉に吹き出しそうになるが、必死で堪えた。


「ちょ、未央どうしたの?泣くことないでしょ」









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