メガンテ
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「ごめん。わざとじゃないんだ」


私の心が折れたのを、未央は敏感に察知していた。そしてすかさず、そこにつけ込んで来る。


「いいよ。別に。そん代わり、さっきのコーヒー代は払ってね!私、人に奢れる程、リッチじゃないから」


リッチだと?


私はリッチなんじゃない。彼女の収入が少ないことを知ってるから、助けてあげたい一心で奢って来たのだ。そんな気持ちを、彼女は少しも理解してなかった。だからだ。だから私は、御花畑未央を怨まずにはいられないんだ。

















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